皆さんこんにちは!伊藤です。
今日は、うちのBOSSの昔からのお友達で今、東京工芸大学の写真学科にて助教をしている『勝倉 崚太先生』の学校を訪問しましたので、その様子をお送りしたいと思います!!!
まず、『助教』である前に『写真家』としての
『勝倉 崚太』さん
の事を少しご紹介させて下さい!!!
勝倉さんは「日本」をテーマに撮影をしていて、
展覧会の「おはよう日本」では凄くおもしろい観点で色々な物をみているんだろーな!
とおもう1文があったのでご紹介します!
『自分の国の歴史を知りたいという気持ちから、日本の文化や歴史を辿り写真を撮り続けています。
1850年代にエリファレット・ブラウン・ジュニア(Eliphalet Brown Jr. 1816-1886)が撮影した「黒船ペリー」の肖像画を見た時に、ペリーが纏う海軍の軍服に並んだ10数個のボタンの一つが取れかけていて、他のボタンと角度が違うためにそれだけが光に反射して見えとても目立っているのに気づいた作者は、なぜブラウン・ジュニアがそれに気づかなかったのか、ペリーに恐れをなして言えなかっただけなのか、と憶測を巡らせています。
物事を漠然と見るのではなく、自分自身がどう思うのか、という角度から、現代の日本に残る歴史の名残を訪ね、自らの視点でそれらを写す勝倉の写真は、まるで「お土産」のようでもあり、それを見た我々は新たな発見に出会うでしょう。
「自分という一人の人間が見た、偏った『日本』の一部ではあるが、これらの写真を見た人たちが『日本』についてどう思うのかがとても興味があります。」』
【作品展 「おはよう日本」紹介文より抜粋】
この紹介文を読み、ますます勝倉さんへの興味が膨らんでいきますよね!
特に『物事を漠然と見るのではなく、自分自身がどう思うのか』この部分は凄く私の胸に響きました!
この個展だけに限らず、今!この瞬間の事でも同じ事が言えるな!私はそう思いました!
それともう一つの作品!!!
「東京音頭」
これはなんて言うんでしょうか・・・・パワーが凄いです!
私はアルバムで見せて頂いたのと、勝倉さんのお部屋で2枚の大きい写真を見ただけなのですが、
それだけでも圧倒されてしまいそうになるほどの力強さを感じました!
作品の一部を是非ご覧下さい!
アルバムだけではなく、個展を見てみたかった・・・・・
次の個展ではどのような作品が見れるのか楽しみです!!!
ここからは、訪問させて頂いた時の様子を見て下さい!
『東京工芸大学』外観もかなりオシャレ!
勝倉 崚太 助教のお部屋
勝倉 崚太 助教は写真学科の先生で、先生の部屋には沢山の作品が展示してありました!
その中には『JAY SHOGO』の作品も展示してありました!
勝倉先生の部屋には本当に色々な作品が展示してあり、その作品に応じて額装を変えるというお話をしてくれました!
額装の縁(ふち)の素材も塗装も本当に様々で、同じ木のフレームでも塗装だけするのではなく、炙っているものがあったり、
床の間をイメージしたものがあったりと、写真やアート等の作品そのもがよりいきるように、額装もアートの一部なんだ!
そう言っているように感じました。
SHOGOさんの作品に対しては、勝倉先生が思い描くイメージカラーのターコイズを使い、
作品が立体的になるように、内側も同色にして額装と作品との間に少し空間をもたせて、よりこの白と黒の作品が生きるように!との事でした!
色々な話の中でも私が凄く興味深かったのが、
額装の縁(ふち)と作品の間にある白い部分の話で、
この部分を『マット』と言うのですが、
今まで私は何も気にせずに見ていたと言うか白い部分があるな!そのくらいの感覚で見ていました!
この日、勝倉先生の話を聞いて奥が深い!そう感じました!
上の写真を見て頂いてもわかると思うのですが、ぱっと見ただけでもこのマットの部分の違いがわかりますよね?
まずわかりやすい部分で言うと幅が違うんです!
作品をより引き立たせる為に縁(ふち)はもちろん、マットもそれぞれ違うんです!
同じ写真の作品のシリーズで額も同じものを使っても、
このマットの色を変えたり、厚さを変えたり、角度を変えるだけで見え方が全然変わる!
ちなみに、マットの基本の角度は45度だそうです。
勝倉先生がこの話をしてくれている時に話してくれたのが、
それぞれの作品の良さがあるのに、基本にとらわれすぎるな!それを生徒に教えて行きたい!と言う事でした!
基本があってこそのお話だとは思いますが、何事もそれだけにとらわれずに自由な発想をして、新しい物を生み出してみなよ!と私に言ってもらってるかのような、そこで授業をしてもらったかのような感じで凄くいいお話でした!
勝倉 崚太先生!貴重な体験をさせていただきまして、本当にありがとうございました!
それでは今日はこの辺りで!それではまた!